Native Instruments - DMCチャンプが愛用するミキサー

手頃な価格帯ながらもその操作性とプレイの幅を広げる独自のギミックで多くの愛用者を持つNative Instruments「TRAKTOR KONTROL Z2」。日本が誇るDMCチャンピオンたちがその特性と愛機に対する想いを語ってくれました。

z2_artist_01.jpg
DJ RENA(2017 DMC WORLD CHAMPION)
3年前ぐらいに先輩たちがTRAKTOR Z2を使っているのを見てからお父さんにおねだりしました。ちょうど使っていたミキサーのフェーダーが音漏れしてて買い替えの時期でもあったんです。最初はCueしか分からなかったけど遊んでみたらめっちゃ面白くて練習量も自然と増えるし、Z2にして本当に良かったです。フェーダーの使用感もバッチリだし、スクラッチの練習量が何倍にも増えました。デザインもカッコイイですよね。機能は自分で研究したりもしたけど、まわりに使ってる先輩も多いので色々と教えて貰えました。DMCで世界チャンピオンになれたのもZ2のお陰だと思ってます。これからはX1やMASCHINEをZ2と併用してパフォーマンスしてみたいし、KOMPLETEで曲を作ってみたいです。Big up TRAKTOR & Z2!

z2_artist_02.jpg
DJ YUTO(2016 DMC WORLD CHAMPION)
Z2を使用して一番最初にDMCに出たのは2015年です。その翌年の世界大会で勝った時も、その後のツアーでも、必ず使わせてもらっています。かれこれZ2を使い始めて4年ほど経ちますが、今でも新しいギミックやトリックを発見することができています。マッピングとエフェクターの組み合わせだけで何通りもの演奏ができるし、MASCHINEを組み合わせると、DJ人生の中で「TRAKTORでやれることは全部やった!」と思える日は来ない気がします。純粋にレコードタッチの感度も素晴らしいです。極端に遅いピッチでレコードをコントロールした時でも、きちんと信号を拾って再生してくれるのはスクラッチをする時に大切なポイントですね。機材の特性を理解するのは重要ですが、DMCに出場するターンテーブリストたちには機材のことよりも純粋に自分のやりたいことを100%やってほしいと思ってます。そんなルーティーンをこれからも期待しています。

z2_artist_03.jpg
DJ SHOTA(2015 DMC JAPAN CHAMPION)
DJ CRAZEとDJ SHIFTEEがZ2を使っていたことから興味は持っていたのですが、2人のパフォーマンス動画を見て、確実にネクストレベルのターンテーブリズムだなと衝撃を受けました。その動画がきっかけの1つとなって、実際に自分もZ2を使用するようになりました。プレイの表現の幅が確実に広がりましたね。DMCで勝ちあがっていくには、一時の正解に固執せず今までの概念に囚われないターンテーブリズムを魅せる事が重要だと自分は思っています。今までとは違う脳みそを使ってデジタルならではの機能をオーディエンスに分かりやすく、かつバランスよくターンテーブリズムに落とし込むべきです。それを可能にするのが自分にとってはZ2ですね。ベストなDJミキサーだと思っています。

z2_artist_04.jpg
DJ FUMMY(2013 DMC JAPAN CHAMPION)
Z2の好きなところは何と言ってもシンプルな事!僕は一つのスキル、スクラッチならスクラッチ、ジャグリングならジャグリングをこれ以上ないってくらい極めて、それでも追い続け追求してから他の技術(例えばPadやFX)を取り入れてスタイルを拡張していくべきだと考えています。Z2くらいシンプルな機能性だとDVSの新たなスキルを自分のターンテーブリズムに取り入れやすかったし、Z2と共に修行してたからこそ今のスタイルに辿り着けたと思っています。ターンテーブリストのパフォーマンスでの醍醐味は何と言ってもターンテーブルを使う事にあると考えます。最初からボタンやノブが沢山ありすぎるミキサーを使っていたら色んな機能に目移りして、中途半端なまま+αのコンビネーション技を取り入れてしまった気がしますし、もっと成長のスピードは遅かったと思います。Z2よ、俺を育ててくれてありがとう!

z2_artist_05.jpg
DJ YASA(KIREEK / 2007 - 2011 DMC WORLD TEAM CHAMPION)
TRAKTOR Z2を使うようになって5年くらい経つんじゃないんですかね。いつも楽しく遊ばせて貰ってます。TRAKTOR Z2を愛用するようになってからルーティーン作りはもちろん、作曲にも大きな変化がありました。エフェクトというよりEQと同等の並びで使えるフィルターや素材ごとにセパレートで再生できるSTEM機能操作、そしてX1と一緒に使用すると同時に4つまでエフェクトがかけられることなど、音素材作りにかなり役立ちました。あとMIDIマッピング機能はたくさんの人が喜んだと思います。ルーティーン作りの延長線でDTMもできる面白いミキサーZ2。こいつの可能性にワクワクしながら日々、色々なパターンを実験していくつもりです。

z2_artist_06.jpg
DJ HI-C(KIREEK / 2007 - 2011 DMC WORLD TEAM CHAMPION)
どうも世間のみなさまごきげんよう♪ TRAKTOR 6年生のDJ HI-C from KIREEKです。正直最初TRAKTOR使った時は設定の多さに困惑したのですが、慣れてくるとドイツ人が作ってるだけあってその精密さと正確さはピカイチ♪ 真面目な日本人の気質にあってるし、個人的に好きなTECHNO&HOUSEシーンでは圧倒的なシェアを誇るので、現場でも偉大なアーティストの使い方を見て勉強になってます。Z2に関しても現行のDVS内蔵機器としてはコストパフォーマンスも正確性も頭一つ抜きん出てるかと。なんせスクラッチ、ジャグリングなどする際のHOT CUEは基本ずれないのが肝!ターンテーブリストは頭出しCUEが数ミリずれるだけで大変な目にあうので(泣)あとはMIDIマッピングの自由度が高いので、ここを理解すると劇的に用途も広がるなと。実際自分はZ2に合わせてコントローラーX1 & MASCHINEをTRAKTORとマッピングで同期させてDJの幅を広げてます。百聞は一見に如かず、試して実感してくださいまし!